巻き爪の正しい治療法の選び方 〜後編〜

陥入爪症例

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4 正しい治療を受けるために

巻き爪や陥入爪の治療法はたくさんあり、爪の質や症状にもたくさんのあることは理解いただけましたね。同時に、自分にとっての一番の方法は何だろうと悩む結果になったかと思います。

■ご自身で自分に合った、一番の方法を判断するのはやはり難しい

ネットにも色々な情報が溢れています。手術の方法、痛々しい方法、本当に効果あるんだろうか?という方法など

私たちも21万回の施術回数、患者さんの対応やヒアリングを通して感じているのは

巻き爪の専門家にカウンセリング受け、自分に合った治療方法を検討するのが一番良いということです。

■やはり「専門」が良いという理由

 

症例数や施術回数が多く経験が豊富で安心

最低でも1万回以上の施術実績は欲しいところです。

必要に応じて医療機関や提携院を紹介できる

化膿や肉芽、出血など皮膚の異常があり、医療的な治療が必須と考えらる場合もある。

途中で営業中止やサービス停止になりにくい

温存療法となった場合(巻き爪矯正など)通院することになるが、整骨院さんやネイルサロンさんなど側のメニューでやっているところや症例も少なく専門とはいえない場所では、通院中に事業的な理由で

・今後矯正治療はしない
・対応メニューから外す(無くす)

ということで一方的に矯正を打ち切られたというケースを多々当院の患者さんから聞いています。

■Cure(治療)とCare(ケア)の違いの理解

「巻き爪をなおす」というのも

・爪が刺さり痛む皮膚側を治すのか 例)薬、抗生物質、硝酸銀、痛み止め Cure

・爪自体を無くすのか 例)手術 Cure

・爪が刺さりこむ皮膚側を保護するのか? 例)テーピング 市販の巻き爪ケアグッズ Care

・爪自体湾曲を直すのか 例)巻き爪矯正 Care

などアプローチの仕方がありますが、

自分症状としてCureが必要な段階なのか?

Careが必要なのか?

また自分の求めるものとして

Cureを望むのか?

Careを望むのか

などをしっかり専門家に相談し、把握し、納得した上で治療や矯正を始めること大切です。

5 油断は禁物!巻き爪原因と予防

最後に、もし仮に巻き爪の手術、治療や矯正で改善したり、治ったとしても

「巻き爪は治ったからもう大丈夫」という油断は禁物です。

患者さんからも多く受ける質問に

「巻き爪や陥入爪は一回治したら再発しないの?」というのがあります。

はっきりと言えることは、

手術治療、温存治療どちらの方法にて巻き爪や陥入爪を改善させたとしても、どの方法においても

必ず再発する可能性はあります。

実はこれ「風邪を引いて治したら、風邪はもう引かないのか?」という質問に近いのです。

風邪が治っても、しっかりと生活に気をつけて、食事で栄養をしっかり摂取し、体温を維持して、免疫力を高めないと何度でも風邪になるのと同じ。

巻き爪や陥入爪、爪甲鉤彎症といった爪トラブルも同様に、

根本原因となっているものをしっかりと改善しないと結果再発するものと考えてください。

巻き爪が改善した後に、

そもそも再発をなるべくしないようにどうするのか?

手術後何か不具合があったり再発したりした場合、しっかりと向き合って対応してくれるか?

再発をどのように防いでいくか?

などといった予防ケアをしっかりと指導やアドバイスしてくれたり、提案しケアしてくれる病院なのか治療院、矯正院なのか?ということも視野に入れて、自分に合った治療方法や通院先を検討するのが重要だと考えます。

 

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