【巻き爪先生解説】巻き爪は何歳から増えるのか?

年齢とともに変化する「足の機能」に注目してみましょう!

巻き爪というと
「年配の人に多いもの」
というイメージを持つ方も多いでしょう。
確かに、巻き爪は加齢とともに増える傾向があります。

しかし実際には
子供
若い女性
働き盛り世代
高齢者

まで、幅広い年代で見られます。
ではなぜ、「年齢」によって巻き爪は増えるのでしょうか。


結論:年齢そのものより「足の機能低下」が関係。「足年齢」的な加齢が原因です。

巻き爪は単純に
「年を取ったから」

起こるわけではありません。

重要なのは

「足」「足の指」がしっかり使えているか(機能しているか)です。

そう言うと

歩行時に足の指に力を込めてとにかく力む方がいらっしゃいますが、そう言うことではありません。

巻き爪は

  • 足指機能低下
  • 歩行量低下
  • 足の骨格変化(足のアーチ構造の低下)

などと深く関係しています。


若い人でも巻き爪になる理由

実際には、10代〜30代でも巻き爪は珍しくありません。

近年増えている背景には

  • 運動不足
  • スマホ姿勢
  • 歩行量低下
  • 足指を使わない歩き方

などが考えられています。

特に現代人は

「足を使わない生活」

になりやすい環境です。

実年齢は若くても、足腰が弱っている。足腰は加齢しているわけです。


女性に多い理由

若い女性では

  • 浮き指
  • 外反母趾
  • 開張足

などが見られることがあります。

また

  • サイズの合わない靴
  • 指を使いにくい歩き方

なども影響する場合があります。

その結果

爪に適切な圧力がかからず
巻き爪が起こりやすくなります。

何よりも女性は男性と比べて筋力や腱が弱く

またホルモンの兼ね合いで足だけに限らず骨格が崩れやすい傾向があります。


高齢になると増える理由

高齢になると

  • 筋力低下
  • 歩行量低下
  • バランス能力低下

が起こりやすくなります。

特に足指の筋力が低下すると

指が浮く

踏ん張れない

爪に圧力がかからない

巻き爪になる

という流れが起こります。

サルコペニアと足の機能

加齢による筋肉量減少は

サルコペニアと呼ばれます。

サルコペニアになると

  • 歩幅低下
  • 歩行速度低下
  • 転倒リスク増加

などが起こります。

実は足指の機能低下も
この流れと関係していると考えられています。

ロコモティブシンドロームとの関係

さらに歩行機能が低下するとロコモティブシンドローム(運動器症候群)につながることがあります。

ロコモとは

骨・関節・筋肉などの機能低下によって
移動能力が低下する状態です。

巻き爪によって

  • 指を適切に使わない歩き方
  • 歩幅低下
  • バランス低下

が起こると、ロコモの進行に影響する可能性もあります。


実は「年齢」より重要なこと

巻き爪で重要なのは

年齢そのものではなく

足をどれだけ使えているか、足の機能性(骨格的アライメントの異常の有無)です。

同じ年齢でも

  • よく歩く人
  • 足指を使えている人

体重を支える足底にかかる圧力負担がきれいに分散されていたりと

足の状態や「足年齢」が大きく違います。


巻き爪は“足からのサイン”

巻き爪は単なる爪の問題ではありません。

実際には

  • 歩行
  • 足の機能
  • 足の骨格

の変化を知らせるサインでもあります。

ここがポイントですが、当院では巻き爪を「爪だけの問題」とは考えていません。

  • 爪の状態
  • 足機能
  • 歩き方
  • 足のバランス

を含めて評価し、再発予防まで考えたケアや再発予防のアドバイスを行っています。


まとめ

繰り返しになりますが、巻き爪は高齢者だけではなく若い世代にも増えています。

その背景には

  • 足指機能低下
  • 歩行量低下
  • 足の骨格変化

があります。

巻き爪は年齢だけの問題ではなく、

「足の機能性や使い方の注意のサイン」

として考えることが大切です。

巻き爪に関しては、実年齢よりもむしろ「足年齢」の高齢化が原因となるのです。

顔や皮膚でも実年齢よりも若く見える方、年上に見える方がいるように、足でも同じことが言えるのです。健康寿命に直結する「足」。

ぜひ同じように足のアンチエイジングしていきましょう!


監修・コラム著者

寺建 文博(てらだて ふみひろ)
巻き爪矯正院グループ代表 通称:巻き爪先生

著書:『巻き爪は切るな!』(河出書房新社)
著書:『図解 巻き爪は切るな!』(河出書房新社)

図解 巻き爪は切るな!は一般の方にもわかりやすくQ&Aの解説、イラストや絵でわかりやすい内容です。
巻き爪を「爪の問題」ではなく
歩行機能のサインとして捉えるケアを提唱し、
全国で施術・指導・講演・出版活動を行っている。

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