成長期の子どもが巻き爪になりやすい原因と予防方法

巻き爪と子供

巻き爪は、高齢者だけでなく成長期の子どもにも多くみられる症状です。
なぜ子どもの足に多いのでしょうか?
その理由と、子どもの足の発達や、巻き爪の予防に大切な爪の切り方などを紹介します。

巻き爪は、足に合わない靴を履くと起こりやすい

巻き爪は、主に足の親指によくみられます。爪の両端が、足の指の肉を巻き込むように伸びて食い込むために、歩くと痛みを感じ、やがて傷口から出血し始めます。悪化すれば、ばい菌が入って炎症を起こすこともあります。
巻き爪は、足先に負担がかかりすぎることが原因のひとつです。例えば、ハイヒールを毎日履いていると、つま先に体重がかかり続けて巻き爪が起こりやすくなります。着圧タイプのソックスやタイツも、足の指が広がりにくいため注意が必要です。

ただ、意外に見落とされてのが、足の実寸に対して大きすぎたり、小さすぎたりする靴を履くことや靴紐を使わず緩くして履いているといった原因です。
靴が大きいと足が靴の中で動きやすく、歩くたびに足が前方に滑って、足先に負担がかかりやすくなるからです。足のサイズよりも小さい靴も足を締め付けるので、巻き爪を起こしやすくなります。

子どもにも巻き爪が起こる

足の大きさなどに合わない靴を履き続けると、子どもも巻き爪になります。
特に子どもは成長が早く、足の大きさもどんどん変わるのに、靴をそれに合わせて履き替えることが追い付いていないことが多いので、そのリスクに注意しなければなりません。
小中学生は成長が著しい時期ですが、少したてば、ちょうどいい大きさになるだろうという考えで、大きめの靴を子どもに履かせていると、知らない間に巻き爪となっているかもしれません。

日常的に、足に合った靴を履くことがよいとわかっていても、それが難しい場合もあるでしょう。そんな時は、厚手の靴下や中敷き(インソール)を使って、大きさを調節するようにしてみましょう。

親が爪を切りすぎると巻き爪になりやすい

足に合わない靴を履く以外に考えられる子どもの巻き爪の原因は、爪の切りすぎです。

爪は、生まれた時から成長に伴い徐々に固くなっていきます。小さい頃は、親が子どもの爪を切ることが多いのですが、この時に、爪の先端部分を深く切り、角の部分を丸く切ると、その後、爪が伸び始めた時に皮膚に食い込むように伸びて巻き爪を起こしやすくなります。下部の写真のように慢性的に深爪をしていると陥入爪(かんにゅうそう)という状態になりやすいのです。

陥入爪症例

また、子どもは6歳ごろまでは、足の成長段階をふまえながら靴選びをしないと、巻き爪だけでなく、体のゆがみも生じてしまうので注意が必要です。

子どもの足の成長と、それに合わせた靴選びについてご紹介します。

~3カ月

足のほとんどが軟骨で、骨どうしのかみ合わせも未完成な状態。

~1歳

土踏まずはほとんどなく、О脚のような歩き方で足の裏全体で着地しています。そのため、素材がやわらかく、かかとが安定している靴を選んでください。靴底の前方3分の1ぐらいで曲がるものがおすすめです。
靴の深さは、足首のくびれまで深さがあるものがよく、かかとを合わせた状態で、指先に7~10㎜のゆとりがあるものが適しています。

~3歳

土踏まずはできてはいるものの、まだそれほどへこんではいません。
足指全体で着地ができ、かかとの安定しやすいもの、汗をかきやすい時期なので、通気性、吸湿性が高い素材を選んでください。
サイズは、かかとを合わせて履き、指先に7~10㎜のゆとりがあるものを選びましょう。

~7歳

土踏まずが完成し、歩き方も大人と同じになります。基本的な動作ができるようになるため、足の骨も急激に発達する時期です。
運動量も多いため、激しい動きに対応可能なかかとやつま先が保護されている靴がおすすめです。
素材も靴内での雑菌繁殖を防ぐために、通気性のよいものを選ぶようにしてください。

巻き爪を防ぐ日常のケアについて
巻き爪を防止する爪の切り方は、爪の先端を指の先端より短く切らないことです。

切り方は、爪の先端をまっすぐに切り(スクエアカット)、両端はやすりを垂直にあてて軽くこすって丸めていきます。

爪切りは刃の形がさまざまで、爪の形や使いやすさで選べるようになっています。どのタイプにおいても、切れ味のよいものを選びましょう。

痛みがほとんどない軽症の巻き爪の場合は、爪の中心を切る刃が凸状となったものが便利です。凸刃で爪の中心を切ったあと、必要に応じて直線刃の爪切りを使ってまっすぐに切りそろえます。

爪の両角や、切った部分を滑らかにしたい時は、爪切りではなくヤスリを使うと便利です。ヤスリは、爪の細かな部分を整えたい時や爪切りを使うと深爪をしてしまいそうな時に使うと便利です。

爪は、タンパク質でできています。皮膚の一部が変化したものが爪となっており、3層構造で10~15%の水分が含まれています。そのため、空気が乾燥する冬の季節は、水分が失われやすく割れやすくなります。

そのため、必要に応じてクリームなどを使って保湿に努め、二枚爪や割れ爪も防ぐようにしてください。

巻き爪が悪化すれば足・腰・膝などにもダメージが出る

巻き爪は、患部の炎症以外にも体に負担をかけています。痛む足をかばおうとして、歩き方に癖がつくと、知らず知らずのうちに足、ひざ、腰、背中などにゆがみが生じ、体のバランスが悪くなります。

体の予期せぬ部分に負荷がかかると、今度はその部分を痛めることになります。

巻き爪は、軽症の間は正しく爪を切って、テーピングで患部を保護するなどの対応で治るときもありますが、患部が出血したり、炎症が出て悪化してしまうと改善に時間がかかることがあります。早めに処置することをおすすめします。

特に爪以外の体のどこかに原因不明の痛みが出るようになってきたら、、自己判断はせずに、医療機関を受診してください。

子供に多い巻き爪は深爪型の陥入爪(かんにゅうそう)

皮膚に爪が食い込む陥入爪は食い込む部分を自分で爪切りし、深爪しすることで一時的な痛みの緩和ができるのです。

しかし!

その爪切り、深爪による対処を繰り返していると、必ずいずれ出血したり、化膿、肉芽を形成するなど悪化します。

誤ったセルフケアではなく、矯正しケアしておくことが治療も早く終わりますし、痛みも伴わなくてすみます。
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