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巻き爪の症状の強さと痛みは必ずしも比例しません
患者様からの巻き爪の相談で、よくある場面があります。
「そんなに巻いていないのにすごく痛いんです」
「かなり巻いているけど、全く痛くありません」
このように
巻き爪は見た目の重症度と痛みが一致しないことがあります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
結論:痛みは“爪の形”ではなく“状態”で決まる
巻き爪の痛みは、単純に
「どれだけ巻いているか」
ではなく
- 爪がどこに当たっているか
- 炎症があるか
- 神経が刺激されているか
といった要素で決まります。
見た目が軽くても痛いケース
爪の巻きが軽くても
・爪の角が皮膚に当たる
・歩くたびに刺激が加わる
といった状態になると
強い痛みを感じることがあります。
特に
爪の“角”が当たっているかどうか=皮膚への食い込み具合
が大きなポイントです。
わずかな接触でも
歩行のたびに刺激が繰り返されることで
痛みが強くなることがあります。
見た目が重くても痛くないケース
一方で
大きく巻いているのに
痛みがないケースもあります。
これは
・皮膚に当たっていない
・炎症が起きていない
場合に起こります。
つまり
巻いていても“皮膚へ食い込んでいなければ痛くない”
という状態です。
痛みがないから大丈夫、ではない
ここで注意が必要です。
痛みがない場合でも
・爪の変形
・足の機能低下
・歩行バランスの崩れ
が起きていることがあります。
特に怖いのが
糖尿病性神経障害がある場合は
痛みを感じにくいこともあり、
気づかないうちに
- 炎症
- 感染
が進行していることもあります。
痛みの有無よりも重要なこと
巻き爪を見るときに大切なのは
痛いかどうかではなく
「なぜその状態(巻き爪という状態)になっているか」
です。
巻き爪は
- 足の使い方
- 歩行
- 足の骨格の崩れ
の影響を受けて起こります。
痛みと歩き方の関係
痛みがある場合、多くの人は
・指をかばう
・体重を外側に逃がす
・歩幅を小さくする
といった歩き方になります。
この状態が続くと
足の機能低下
↓
歩行の崩れ
↓
さらなる巻き爪
という悪循環が起こることがあります。
まとめ
巻き爪は
・見た目が軽くても痛い
・見た目が重くても痛くないこともある
「痛みと巻き爪の症状は比例するとは限らない」という特徴があります。
下記の写真は先に掲載した巻き爪重度の症例の初回(1回目)の巻き爪矯正の後です。これだけでもどれほど爪が食い込んでいたかわかりますね。このような爪が皮膚に刺さり込むような巻き爪は痛みを起こしやすいです。我慢せず早期に矯正改善しましょう!

覚えてください!
痛みは爪の形だけでなく
食い込み方、刺さりこみ方、皮膚自体(敏感さ)や炎症の有無で決まります。
そのため
痛みの有無だけで判断せず
足の状態全体を見る。本当の問題点は何なのか?を知ることが大切です。
監修・コラム著者
寺建 文博(てらだて ふみひろ)
巻き爪矯正院グループ代表 通称:巻き爪先生
著書:『巻き爪は切るな!』(河出書房新社)
著書:『図解 巻き爪は切るな!』(河出書房新社)
図解 巻き爪は切るな!は一般の方にもわかりやすくQ&Aの解説、イラストや絵でわかりやすい内容です。
巻き爪を「爪の問題」ではなく
歩行機能のサインとして捉えるケアを提唱し、
全国で施術・指導・講演・出版活動を行っている。










