〜将来歩けなくなるサインかもしれません〜
巻き爪は正しくは「湾曲爪」と言います。それ自体は爪の巻いた形状の特徴を指し「病気」という状態ではないと言えます。軽度で少し湾曲したものも巻き爪ですし、巻き爪でも痛みがない方もいます。

重度の巻き爪(湾曲爪)の写真例
もちろんですが、湾曲爪は皮膚に食い込みことで「陥入爪(かんにゅうそう)」となりますから、
痛みを伴い、やがて皮膚の炎症や出血、化膿する状態になることもあります。
そこまでに至ると医療的な処置対象ともなり、医療保険も効きますから、いわゆる「病気」と言えるかもしれません。
また、「巻き爪=爪のトラブル」
多くの方が爪の問題だと思われています。
しかし実際には、巻き爪は単なる爪の変形ではありません。
体の使い方の変化によって起きる“結果”として現れるサインです。
痛みにだけ対処しても繰り返す理由はここにあります。
結論:巻き爪は歩行機能低下のサイン
巻き爪は、次の順番で体に変化が起きた結果として現れます。
厳密にはニワトリが先か卵が先かという話もあるのですが・・・
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足や足の指が正く使われなくなる
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足のアーチが崩れる
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歩き方が変わる
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膝・腰への負担が増える
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歩行量が減る
そして最初に痛みとともに気づくことができる変化こそが
**「爪の変形=巻き爪」**です。
巻き爪は体の不調、未来の体の変化を知らせる警告サインです。
なぜ巻き爪になるのか
本来、歩くたびに足の指には地面からの力がかかり、
爪は外側へ広がる方向に保たれています。
しかし次の状態が続くと爪は巻き始めます。
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指が浮いている
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指で踏ん張れていない
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靴の中で指を使っていない
巻き爪は単純な圧迫だけではなく
指が使われなくなった結果として起こります。
痛みを取っても再発する理由
爪だけを自分で切る・削る、手術で爪をとる、切るなどしても再発することがあります。
根本的な原因が「爪」そのものではないためです。
指が正く使えない状態が続けば、
体は再び同じ変形を作ります。
巻き爪が教えてくれていること
巻き爪は体からのメッセージです。
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最近つまずきやすい
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歩くと疲れる
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外出が減った
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膝や腰が気になる
これらが起きる前に、
足は“最も早い変化”として爪にサインを出します。
当院の考え方
当院では巻き爪を
爪を矯正し改善するだけではなく、「歩行」を守るケアの入口と考えています。
爪を整えることや爪のケア、足のケアはゴールではなくスタートです。
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指が使える状態に戻す
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足の機能を回復させる
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再発しにくい歩き方へ導く
ここまでを含めて本当の「巻き爪ケア」としています。
まとめ
巻き爪は爪の病気ではなく、
足の指の機能低下によって起こる変形であり、
歩行機能低下の初期サインです。
爪の処置だけでは再発することがあり、
指・足・歩き方を含めた対応が重要です。
監修・著者
寺建 文博(てらだて ふみひろ)
巻き爪矯正院グループ代表 通称:巻き爪先生
著書:『巻き爪は切るな!』(河出書房新社)
著書:『図解 巻き爪は切るな!』(河出書房新社)
巻き爪を「爪の問題」ではなく
歩行機能のサインとして捉えるケアを提唱し、
全国で施術・指導・講演・出版活動を行っている。









