巻き爪の治療法はどんなものがあるの?矯正法?手術?

巻き爪の治療法は主に手術療法と保存療法の二種類に分けられます。

目次

【巻き爪の手術療法】

【フェノール法】

 フェノール法は、爪の縁を爪母から切除して爪の幅を狭くします。生えてこないように、末節骨の骨膜も切除します。ここまでは鬼塚法(薬剤を使用せず切除・縫合のみ行う方法)と同様ですが、その後に爪母にフェノールという薬剤を塗り2-5分間待ちます。無水アルコールと抗生物質入り生理食塩水で洗浄し、縫合は行わずに開放創にします。術後2-4週間で傷が乾き、入浴が可能になります。鬼塚法と比べて術後の痛みが少なく、鬼塚法では対応しにくい強い湾曲の爪も手術できます。どちらにも言えることですが、手術のメリットは短期間で済むこと。ですが、麻酔時や術後の痛みが強い事や爪の幅の狭小化、しばらく入浴を控える必要があるなど、日常生活に一定の制限が加えられます。また、時には再発や、爪変形になってしまう可能性があるというデメリットも多くあまりオススメできません

その他の方法としては全抜爪や人口の爪、全抜爪後の皮膚移植術などがありますが、一般的ではありません。

【巻き爪の保存療法】

保存療法とは手術を行わない治療方法の総称です。

コットンパッキング法

 お風呂上りなど、爪が柔らかくなっているときに、小さく丸めたコットンを巻いている爪の角と肉の間に入れます。食い込んだ爪を指の外に出すように持ち上げる方法です。コットンパッキングをすることで、爪と肉の部分にすきまができ、痛みも緩和されます。ピンセットがあれば家庭でも簡単に行えます。

テーピング法

 テーピングで皮膚を引っ張って皮膚を爪から離す方法です。くい込まれている指の皮膚を、爪と皮膚の間に隙間を開けるように引っ張り、その後らせん状にねじりながら引っ張りつつ趾にテープを貼ります。爪を切りすぎて生じたような一過性の陥入爪であれば、このテーピングで十分改善が期待できます。

マチワイヤー

 形状記憶合金のワイヤーをマチワイヤーといい、まず爪先の両端に穴を開けます。ワイヤーを曲げながら差し込むと、弾力性のあるワイヤーはまっすぐな状態に戻ろうとします。この「ワイヤーが戻ろうとする力」で爪をまっすぐにするのが、マチワイヤーの仕組みです。しかし、爪がある程度伸びていないと装着できないことや、爪が割れてしまうことがネックになります。

VHO

 専用のスチール鋼で爪に合わせた左右のワイヤーを作り、爪溝に引っ掛けることで巻き爪矯正を行います。こちらは爪が伸びていなくても施術できますが、激しい運動で外れてしまうことがあります

プレート矯正法

 主に、B/Sスパンゲやペディグラステクノロジーという矯正方法があります。ワイヤーを使った巻き爪治療や爪を切る外科手術と違い、爪や皮膚を傷つけません。痛みがほとんどなく、半透明のプラスチック製なので目立ちにくいのも特徴です。ワイヤーとプレートの矯正方法は数十分で装着ができ、痛みもなく入浴も可能で、日常生活に支障はありません。ただ矯正療法をするとすぐに巻き爪が治るわけではなく、少しずつ矯正していくので、4~8週ごとにワイヤーやプレートの入れ替えが必要です。また、完治するまでには程度によりますが、数カ月~1年かかります。

通常矯正力が強くないと言われるプレート矯正ですが、当院は独自の技術により、効果的な施術を可能にしました。

自信があります!!巻き爪でお悩みの方で手術やワイヤーをご検討の方、どれがいいかわからず悩まれている方は一度ご相談下さい!

【大宮院】

大宮駅から徒歩9分

TEL:048-762-7223

さいたま市中央区上落合8-1-13 INGビルディング1F

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